遺品整理にかかる時間は?自分で行う場合と業者に依頼する場合を比較!
身内が亡くなった後の遺品整理。実際にどの程度の時間がかかるのか知っていますか?急に訪れる場合もあるので個人で行うと充分な時間が取れないこともあります。遺品整理にかかる時間や自分で行う場合と業者に依頼する場合を比較してみましょう。
自分で遺品整理を行う場合
遺品整理は遺品の量や作業する人数、個人との家の距離により差が出ます。目安としてワンルームなら1週間程度、一軒家では2週間以上かかることもあります。遺品の数も多く、作業も一人、故人の家との距離も遠い場合は1年以上かかることもあります。
遺品整理の作業時間の目安
遺品整理に必要な時間は遺品の量や部屋の広さによってかわります。
・ワンルーム
作業人数1名、2時間~3時間前後
・2DK
作業人数1人、12時間~13時間
・3DK
作業人数1人、1日~2日
・一軒家
2週間以上
作業する人数が少ない、遺品が多い、高層階にある、エレベーターがない場合は目安よりも時間がかかります。
遺品整理には時間と手間がかかる
遺品整理は部屋の中の遺品を片付けるだけではありません。必要なもの、不必要なものを仕分けるのにダンボールが大量に必要になることもあります。マンション上層階やエレベーターがない場合はトラックに積み込む時間もかかります。個人で行う場合には時間や手間はかかることを理解して作業しないと面倒な手間がさらに増えてしまいます。
遺品整理はいつまでにするの?
遺品整理はいつまでに整理しなければいけないという決まりはありません。しかし、賃貸の場合には退去しなければいけない期限があります。作業人数が少なく、遠方で訪れることが難しい場合には計画的に遺品整理を行わないと1年以上かかることもあります。その場合、賃貸なら家賃は支払わなければいけなくなります。あまり時間が取れない、作業人数の確保が難しい時には遺品整理業者に依頼してみるといいかもしれません。
業者に依頼する場合
遺産整理が進まない、手を付けられない、早く終わらせたい時には個人で行うのではなく業者がおすすめです。遺品整理業者に依頼することで、短期間で終わらせることも可能です。
人手が多いと短時間で終わる
遺品整理業者に遺品整理を依頼すると家財量や部屋の広さで作業人数を決めます。遺品整理は作業人数が多ければ多いほど作業時間が短くなります。時間や労力は惜しまない方は時間がかかっても個人で遺品整理を行う事は可能です。仕事をしている、休みが取れない、遠方で遺品整理に行くことが難しい方は遺品整理業者にお願いすれば業者の方で適切な作業人数、作業時間の見積もりを出してくれます。
・ワンルーム
作業人数1名、2時間~3時間前後
・2DK
作業人数3名、4時間前後
・3DK
作業人数5名、6時間~8時間前後
・一軒家
1日~2日
作業人数が増えれば増えるほど作業時間は短くなります。依頼者の要望を考慮してくれるので部屋の広さが狭くても急いで欲しい場合には人数を増やしてくれることもあります。また、作業に必要なダンボールも用意してくれますし、トラックへの積み込みもしてくれます。個人で遺品整理を行うよりも業者の方が作業の時間は格段に速いです。
気持ちを考慮して雑な扱いはしない
作業の前に打ち合わせで作業スタッフの人数やかかる日数の見積もりを出してくれます。また、遺族の要望を聞いてくれるので遺品の中に換金可能なものがあった場合、これは処分して欲しくないものがあれば伝えましょう。遺品整理業者は遺品の中に不要なものであってもゴミとして扱いません。遺族の気持ちを考慮して丁寧に作業します。個人で行うよりも時短で作業がおわりますが、雑に扱う事もありません。故人と遺族の気持ちを考慮し作業を進めてくれるので安心して任せることができます。
失敗しない業者選びの方法とは?
遺品整理をお願いしたい時にどうやって探せばいいのか悩みます。遺品整理業者は全国にありますが、中には高額請求や遺品を勝手に換金されてしまうというトラブルの可能性があります。失敗しない業者の選び方をご紹介します。
遺品整理士がいる
遺品整理士とは遺品整理士認定協会が定めた民間資格を持っている人です。遺品整理のエキスパートで整理だけではなく、回収や供養も行います。中には不用品回収業者やリサイクル業者が業務内容に遺品整理など書いているため勘違いしてお願いしてしまう方もいます。遺品整理業者は残すもの、回収するもの、供養するものを細かく整理します。不要回収業者やリサイクル業者は遺品を片付ける(捨てればいい)と考えています。細かく分けることもしませんし、供養も行いません。業者に遺品整理士がいれば遺品を雑に扱われることもありません。遺品整理士が居るかどうかもチェックしましょう。
遺品整理以外のサービスも行っている
遺品整理以外のサービスを行っている業者もあります。
・不用品の回収
・買取り
・供養
・特殊清掃
遺品整理を行うと不要なものが出てきます。不用品の回収や換金できるものは買い取りしてくれます。また、遺品整理士が居る場合には遺品の供養もできます。仏壇や故人が大切にしている人形の供養を行ってくれます。また、賃貸の場合には亡くなってから日にちがたってしまうと特殊清掃を行わなければいけない場合もあります。遺品整理の他に自分の望むサービスを提供しているかのチェックも大事です。
費用面
遺品整理の費用は間取りを目安に金額を出す業者が多く、供養や清掃などは別料金になることが多いです。値段の差は遺品の量やエレベーターの有無、近隣の駐車スペースの有無など手間がかかる作業があればあるほど金額が高くなります。契約の前に必ず見積もりを行い、金額の確認をしましょう。あまり利用することのない業種なので高額請求されても気がつかずにビックリする方も多いです。遺品整理業者を選ぶ時には何社かに見積もりを出して確認した方が安心です。また、安すぎる、高すぎる業者は利用しないなど遺品整理業者の金額の相場を確認しましょう。
遺品整理を自分で行う場合と業者に依頼する場合の比較をご紹介しました。遺品整理に時間が取れる方は個人で行う事も可能です。遺品整理は思ったよりも手間と時間がかかります。手間をかけたくない、遠方に住んでいる、遺品整理の時間が取れない方は遺品整理業者を利用するといいですよ。その際はサービス内容や料金、遺品整理士が居るかなどに確認をして失敗しない業者選びをしましょう。