遺品整理がつらい理由と乗り越える方法について詳しく解説!
遺品整理は故人の思い出の品と対面し、処分をしていく作業です。もし遺品整理をしていて「辛い…」と感じた場合には、一度気持ちを落ち着かせる時間が必要かもしれません。そんな方のために今回は遺品整理がつらいと感じる理由と、遺品整理のつらさを乗り越える方法について紹介します。遺品整理でつらいと感じている方の参考になれば幸いです。
遺品整理がつらい理由
体に負担がかかる
遺品整理では小物だけでなく、大型の家電や棚、タンス、布団などの片付けも行います。そのため50~60代の方が遺品整理を行うには体力的につらい面もあるでしょう。また遺品整理を親戚総出で行えれば良いですが、1人や2人で行う場合には一日で片付くことはほとんどありません。そのため何日も何日も親や親戚の遺品と向き合わなければならず精神的に披露するケースも見られます。
精神的なショックが大きい
親や兄弟などが亡くなった場合には、精神的にショックを受けてしまい遺品整理をする精神状態ではないケースもあります。遺品整理が辛いと感じる理由の多くは「精神的なショック」が原因の場合が多いです。故人の遺品と向き合うのが辛いときは1度片付けを後回しにするのも有効な手段です。
時間がかかる
遺品整理は精神的にも辛いですが、時間的にも辛い面があります。亡くなった方が生前整理に積極的であれば、遺品整理を短時間で終えることもできますが、そうでない場合が多いかと思います。そのため残しておくものとそうでないものを分けたり、財産になりそうなものは区別したりしなければならず、多くの時間がかかってしまいます。
遺品整理のつらさを乗り越える方法
グリーフケア
グリーフケアを行うのも効果的な手段です。大切な人が亡くなると人は、「喪失感」と「立ち直ろうとする感情」を行ったり来たりします。このとても不安定な状態を「グリーフ」といい、このような不安定な状態のときに、寄り添い、援助を行うことを「グリーフケア」といいます。グリーフケアでは以下のような方法で悲しみから人を解放していきます。
・グリーフは特別な症状でないことを受け入れる
・悲しみの感情を吐き出す
グリーフに陥る原因は、自分を無理やりにでも持ち上げ立ち直ろうとすることで起こります。「このままではダメだ」「周りの人には迷惑はかけられない…」と自分を追い込んでしまうのです。しかしそれではいつまでも心は整理されません。
まずはグリーフに陥った時に「これは一般的な感情なんだ」と自分を見つめられることが大切です。グリーフを受け入れることができたら、次は悲しみの感情を表に吐き出してしまいましょう。これは親族でも大切な友人とでも構いません。自分が心を許して話せるような人に頼り、悲しみを共有しましょう。悲しみの感情を吐き出すことで精神的なショックを軽減することができます。
業者に依頼するメリット
業者に依頼するメリットは以下の通りです。
・時間がかからない
・1日程度で作業が終わる
・遠方からも利用できる
・遺品を綺麗に分けてくれる
遺品整理業者は遺品整理のプロであるため、第一に仕事が速いことがメリット。親族のみで遺品整理をしても良いですが、これは必要か必要じゃないか、これが欲しい、あれが欲しいなどの話し合いが始まり思っていたよりも作業が進まないケースがあります。遺品整理業者であれば、その無駄な時間がなくなり作業時間が短縮されます。
遺品整理業者の選び方
遺品整理業者を選び際にもいくつかのポイントがあります。ここからは遺品整理業者の選び方についてお伝えします。
見積もりが丁寧
遺品整理業者を選ぶ際には「見積もりが丁寧かどうか」をよく確認しましょう。悪徳業者の中には見積書を適当に書いたり、訪問見積もりを行わず高額な請求を行なったりするケースがあります。
・見積書を丁寧に記載している
・料金の内訳がきちんと分かる
・訪問見積もりを行っている
などの特徴があれば、優良企業の可能性が高いといえます。
遺品整理士が在籍しているかどうか
遺品整理士が在籍しているかどうかも重要なポイント。遺品整理士は遺品整理士認定協会が製作している遺品整理士養成講座を受講し、認定試験を合格する必要があります。遺品整理業は遺品整理士の資格がなくとも行えるため、悪徳業者がいる可能性も少なくありません。そのため社会的な信用がある遺品整理士の資格を持っている企業を選ぶようにしましょう。
今回は遺品整理がつらい方へ向けて、遺品整理がつらい理由とつらさを乗り越える方法についてグリーフケアを紹介しました。現在の遺品整理を行う年代の方は昭和の方々が多く「我慢が美徳」「ひとりで生きていくのが正義」といった考えを少なからず持っています。しかし親や兄弟がなくなった際は、そんなことを考えなくても良いのです。まずは周りの人に頼り、自分の感情に素直になるときっと心も楽になりますよ。